人に贈ったものが、贈った想いが、全てナイフになって返ってくる

最近、義実家に行くと、私が座る場所に必ず、ゴミ箱が置かれている。義父が生きてる間はこんなことなかった。私は一銭ももらってないけど、義父の入退院の世話も、亡くなってからの様々な手続きも、全部やってきた。そんな私に、義母は足を向けて座り、たまに蹴ってくる。「えっ？」と驚いて義母を見ると、何食わぬ顔でテレビを見てる。先週末は、義実家の掃除で土日が潰れてしまった。いつもの事だが、義実家の都合に振り回され、楽しみにしていた予定もキャンセルになってしまった。応接間のガラクタを掃除していたら、私が昔プレゼントしたプリザーブドフラワーが、贈った時の紙袋に入ったままの状態で、家具の隙間にひっくり返って、埃を被っているのを見つけた。悔し涙を堪えながら破棄した。人に贈ったものが、贈った想いが、全てナイフになって返ってくる。