穴のあくほど新聞を読み倒し、水戸黄門を観て阿呆のように馬鹿笑いしている

デス書き込み

 そりゃあオレだって、野郎(同居の義父クソジジイ・97歳)が、年相応に耄碌して弱ってきているというなら、わずかな憐憫の情をもって、多少なりとも優しい気持ちになるだろうよ。
 それが奴と来たら、百歳近いというのに、化け物のような壮健さで、まだ当分はクタバリそうもないんだから、憎々しく思うのもごく自然の感情でしょうよ。
 耳は遠くなくデカ声で喋り、三度飯は地獄の餓鬼の如く貪り食い、病気にもならず入院もせず、日がな一日家に居て、訳の分からんパズルなど解き続け、穴のあくほど新聞を読み倒し、水戸黄門を観て阿呆のように馬鹿笑いしている。

 もういい加減お迎えが来てもいいころだというのに、一向に死神様来訪の順番が回ってこない。毎日毎日、こいつが普通に起きて来て、生産性皆無の無意味な時間をだらだら送っているのを見ていると、心の底から沸々と憎しみが湧いてくる。これはもう、赤の他人ゆえの自然な感情だし、似たような立場(ジジイ&ババアと同居のお嫁さんや娘婿)の人はなら、あるあるネタといえる。

 朝刊の死亡欄には、今はもう当たり前のように九十、百歳の死亡年齢が散見できて、空恐ろしくなる。理不尽なこの世の「義」がらみの強姦関係が、つくづく恨めしい。義のつく奴らは自力でもって生計を立て、死期を悟ったら、猫のように人知れずいずこなりへと身を隠して、林の中ででも朽ち果て白骨化すればいいと思います。
 
 

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