ババアが耳を澄ましているので、物音に気を付けた

同居当初、ババア87はどこからでも話し掛けてきた。
ワタシがどこで、何をしているのか四六時中見張っているようだった。
初めての出産や子育てで自宅にいる間は、外から部屋の窓を叩いて来たり、網戸越しに呼んだり。
ババアの視線から逃れたくて、カーテンを閉めた。
ババアが耳を澄ましているので、物音に気を付けた。
それでも、同居している以上限界があった。
顔を合わせた時には、マシンガントーク。
疲れ果てていた。
なんの為に同居したんだろう？
誰の為の同居なんだろう？
ワタシは誰と結婚したんだろう？
今思えば、ノイローゼだった。
これから高齢者と同居を考えている人がいたら、やめたほうがいいと自信を持って言える。