段取りだけ人に割り振っておけば自分がいつも行かなくてもよい

老害ってどうして悪運が強いんだろう。つい先日義母の妹がけがをして、自分が父親の通院に付き添わなくちゃいけなくなったとわかってから数日後にその父親の入院。90過ぎのおじいさん、誰が入院に付き添ったのかしらんが。義母は父親が入院したと聞いた後、あちこちと電話をかけ始める。淡々と。あれはこの人、これはこの人。私はすぐに行けないんよ、いろいろ身支度があるから、というのも聞こえた。すべてが完了した後、義母は、明日は美容院に行ってくるわね、と言った。孫にもいつものように媚びを売り、心なしかうれしそうに見える。入院してくれてすっきりしたからだ。しかも今は面会もできない。面倒な人間に合わなくてよい、段取りだけ人に割り振っておけば自分がいつも行かなくてもよい。というわけだ。おそらく義母は現地で段取りを終えたらすぐに帰ってくる。
あの憎い顔を４，５日くらいは見なくてもよくなると少しほっとしたのもつかの間、悪運の強い老害に、さらにがっかりさせられた。老害ってこうも生命力が強いものですか。死神様、この生命力を超えるくらいの力で、やつをここから消してください。お願いします。ひたすらに祈ります。